1. HOME
  2. ブログ
  3. 過去ブログ(2013.9-2016.7)
  4. ソーシャルデザインを学んで分かったこと その2
BLOG

ブログ

過去ブログ(2013.9-2016.7)

ソーシャルデザインを学んで分かったこと その2

私が通った「ソーシャルデザイン集中講座」は、6回の講義からなり、

各回ごとに先生が変わり、テーマも変わります。

6回の内、5人が男性の先生で、女性は1人。

どこへ行っても、やはりまだまだ女性は少ないですが、その分目立ちます。

実は私、この女性の教授の講義を目当てにこの講座を申込みました。

 

そのお目当ての先生の講義は、予想以上の白熱授業でした。

まず先生の経歴ですが、66歳という年齢聞いてすぐに浮かんだのが「学生運動」。

でも、この先生はノンポリで、運動には参加しなかったそうです。

その後、就職、結婚、出産してから、先生の運動は始まりました。

 

まず、立川駅にエレベーターを付けるという運動です。

これは16年かかったそうです。

当時国鉄は、二日前に申請しないと、車椅子の人は電車に乗れなかったそうで、

電車に乗るまでも、たくさんの困難(段差など)にぶつかり、

一般的に外出どころか、家で家族と暮らすこともままならなかったそうです。

 

そんな中で、エレベーターが設置されるまでの16年間、先生は運動を続けたそうです。

本当にすごいことだと思います。

 

その後は、24時間365日の介護システムを作り上げ、今も介護サービスに携わっているとのこと。

 

世の中を変えるって、つまりはこういうことですよね。

今までなかったものを生み出す。

それによって、人々の生活が大きく変わる。

 

先生はそういう経歴を持ち、今も様々な活動をされているので、

授業もとてもパワフルで、ぼんやりしている時間はまったくありませんでした。

 

1つの問いかけがあったら、すぐにイエスかノーを決める。

2つの選択肢があったら、すぐにどちらかを選ぶ。

これに乗り遅れると、

「手を挙げない人は何なの?」と指をさされる。

間違った方に手を挙げると、

「それが一番ダメ!」と言われる。

私にはそれが面白くて、焦りながらもワクワクしていました。

 

「学生運動」の時代を生きていた人と関われたことが、とても嬉しかったのです。

 

私は小学校高学年から中学生の時に、図書館通いにはまっていたのですが、

その時に読んだ「二十歳の原点」は、本当に衝撃的でした。

自分自身には主義主張などありませんでしたが、

「運動」や「活動」というものに傾倒する人にとても興味がありました。

何かに夢中になる姿が、単純に羨ましかったのかもしれません。

 

あの頃から、私は何かに夢中になりたくて、

その時々に、夢中になれるものを見つけていたのかもしれません。

 

講義の様子や内容については、その3でご紹介します。

 

関連記事