駆け出し行政書士、女性支援を考える その4 「45歳からのエンディングノート」
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45歳という年齢は、女性にとって大きな意味を持つ年齢だと思います。
30歳前後で結婚した人にとっては、
そろそろ子供も中高生になって、手が離れて来た頃かもしれません。
まだ独身の人にとっては、結婚か、お1人様を極めるか、
そろそろ決めようかなという時期かもしれません。
子供が産める年齢は、論理的には44歳までと産婦人科医がお話しするのを聞きましたし、
両親の年齢を考えても、45歳という年齢は、様々な思いが交錯する時となるでしょう。
最近は美魔女という言葉があちらこちらで使われているように、
45歳の女性の扱われ方は、一昔前のオバサンというイメージからは離れているようです。
娘と同じ洋服を着たり、まつ毛のエクステでおしゃれを楽しんだり、
40代の間でも、女子会という言葉が当たり前のように使われていますね。
そんな45歳という年齢。
まだまだ若く、色々なことが楽しめるうちに、考えてもらいたいことがあります。
まずは今までのこと。
子供の頃、自分はどんな大人になりたかったのか、
どんな友だちとどんなことをして楽しいと思ったのか、
やりたいと思っていたことは、すべてやったのか、まだ叶えていない夢はあったんじゃないか。
そして、これからのこと。
自由な時間が増えて、それを何に使いたいのか、両親のことはどうするか、
子供が結婚したら、、、孫が出来たら、、、退職したら、、、
転職や起業も考えられるでしょう。
念のため、病気になった時のことも考えておきましょう。
お金のことも心配です。
今まで何となく流して来た自分の気持ちに気づいた時、
何か新しい未来が生まれるかもしれません。
心配事を書き出してまとめているうちに、
やらなければいけないこともはっきりし、安心に変わるでしょう。
「45歳のエンディングノート」は、その先を楽しく過ごすための、気づきのノートなんです。
最近では、エンディングノートや終活ノートと称して、色々なものが書店に並んでいます。
ノートに決まった形はないと思いますし、気に入ったものを使うのが一番だと思いますが、
1つだけ提案させてもらいたいことがあります。
それは、銀行口座や保険など、財産を記録しておくノートと、
何かあった場合の連絡先や覚え書のノート、
そして自分の気持ちや想い出を綴るノートを別にしてもらいたいということです。
もしこれを1つのノートにまとめて記録した場合、
見られたくないこともあるため、ノートを分からない場所にしまい込んでしまうでしょう。
そうすると、万が一の連絡先をせっかくまとめても、誰にも知らせることが出来ません。
いくつかのノートに分けて記録すれば、
ノートの置き場所も、電話の近くやキッチンの引き出し、
見られたくない気持ちを書いたものは、自分だけが分かる場所にしまうことが出来ます。
せっかく作るノートですから、意味のある使い方が出来るのが理想的です。
エンディングノートに決まった形はありませんが、
自分の気持ちを見直すことは、自分一人では難しいこともあります。
それは、私たちは今まで、そのための勉強を今までして来なかったからです。
自分の気持ちを書き出す方法は色々あると思いますが、
マインドマップのような手法を取り入れて、少人数でワークショップを開き、
今までを振り返り、この先の楽しみを発見する作業が出来たら、
今までになかった新しい形の「45歳のエンディングノート」が作れると思います。
エンディングノートを作ることによって活き活きと年を重ねることが、
女性の活躍、幸せにもつながると信じています。