行政書士受験生に伝えたい7つのこと その6
合格のための7つのこと
その6 徹底したスキマ学習のすゝめ
スキマ時間を使った勉強法は、忙しい現代人にはぴったりの勉強のやり方だと思います。
1日30分でも1年、2年と続けていると、その積み重ねは大きな成果となって現れるはずです。
まさに継続は力なり。続けることが何よりも大切です。
但し、ここで私がお勧めする勉強法は、それとは少し違います。
合格が3年後、5年後で構わないのであれば、それでいいですが、
1年で合格しようとなると、ある程度まとまった時間を取って集中する必要があります。
私もそうでしたが、仕事や家事のある人にとっては、時間をどう取るかは大きな問題でしょう。
そこで今回は、私が実際にやっていた時間の作り方とスキマ学習法をご紹介します。
1日は24時間です。
当たり前のことですが、この事実をまずしっかりと意識することが大切です。
6時間眠って、準備して会社から帰るまでに11時間費やすとします。
残りはまだ7時間もあります。
食事をして、少し息抜きして、、、2時間使っても、まだ5時間あります。
この5時間を、何に使い、どんな風に過ごしているか、しっかりとイメージ出来ますか?
5時間分の説明がしっかりと出来る人は少ないと思いますし、
その時間こそが、勉強に使える時間なのです。
では、スキマ時間とは、今割り出した5時間のことでしょうか?
いいえ、スキマ時間は実はもっとたくさんあります。
会社の行き帰りの電車の中、車の中、歩いている時、会社の昼休み、
お風呂に入っている時間、トイレの時間、着替えたり、食事の支度をしている時、
歯を磨いたり、髪を乾かしている時間、、、
これをかき集めると、何時間になるでしょう。
スキマ時間って、実は結構あるんです。
私がお勧めしたいのは、このスキマ時間、つまり、
何となく過ごしている時間と日常生活や会社の昼休みなどのスキマの時間を、
徹底的に勉強時間に充てるというやり方です。
では、具体的に私がやっていたことをご紹介しましょう。
・通勤中の車の中、外出中
ICレコーダーで、講義音声を1.5倍から1.8番にして、常に聞いていました。
出張などで少し長めに電車に乗る場合には、○×で答える問題に取り組みました。
・会社の昼休み
その2でも書いたように、昼休みは会議室に閉じこもり問題に取り組みました。
食事中の10分くらいは、音声講義を聞きました。
・バスタイム、寝る前のちょっとした時間
その4でも書いたように、バスタブに浸かりながら問題を解きました。
防水イヤホンにブルーレイで講義音声を飛ばし、聞いていたこともあります。
寝る前には、民法の間違えやすい点をカードにまとめたものを繰り返し見ました。
朝起きた時に見直すと、より効果的なようです。
・トイレに入る時
習慣づけが大切かなと思い、
行政手続フローと、各手続きの条文をまとめたA4の用紙を持って行きました。
・残業があった日は
残業時間はフレックスを使い、月の残業時間を数時間にしました。
フレックスで帰り、フードコートで勉強すると、なんだか得をした気分で勉強出来ました。
・有休を利用する
丸1日休むとちょっとダラダラしてしまうので、午後半休がお勧めです。
お昼に帰ってフードコートで勉強すると、模試や過去問1回分を3時間使って解けるので、
特に試験直前にお勧めです。
無理やり時間を作ることも、直前期には必要になると思います。
・夕ご飯は手抜きで
これも無理やり時間を作る方法ですが、
小さいお子さんや育ち盛りのお子さんがいない場合は、
もう割り切って、夕食は出来ているものを買って来てしまっていいと思います。
時間を捻出するためには、家族の理解も必要ですね。
合格したら、家族には必ずお礼を言いましょう。
・メインは帰宅前のフードコート
これもその4で書きましたが、私にはフードコートが一番集中出来たので、
会社帰りには必ずフードコートで勉強してから帰りました。
いかがでしょうか。
この方法で勉強すると、1日4時間の勉強時間は、割と簡単に取ることが出来るはずです。
スキマ時間のいいところは、
集中出来るところ、眠くなりにくいところ、気合を入れなくても勉強出来るところだと思います。
合格するためにやるぞ!と決めたら、ぜひ合格目指して勉強してください。
合格すると、今まで見えなかったものが見え、会えなかった人たちに会えます。
それを考えると、何となく見てしまうテレビを見ないと決めてしまうことくらい、
何でもないことなのです。
あと1か月半、一気に合格圏内を目指すためにも、徹底的にスキマ時間を活用してください。