行政書士受験生に伝えたい7つのこと その2
合格するための7つのこと その2
受験を公言する
自分が勉強していることを隠す人は多いと思います。
実は必死で勉強していても、「全然勉強してない」という、あれ。
私、あれがどうも苦手です。
どうして本当のことを言わないんだろうと、子供の頃から不思議でなりません。
だからと言って周りに言いふらすこともないのですが、
私の場合、自分を追い込むためにも、あえて周りに言ってしまいます。
言ってしまったからには、引き返せない。そんな状況に自分を追いやるところから始めます。
行政書士試験の場合もそうでした。
職場の上司には、受験すると話すどころか、年間の目標管理シートの資格試験欄に「行政書士試験合格」と書きました。
ランチ仲間には、「ごめん、どうしても合格したいから、お昼は会議室で勉強する!」と、宣言し、
お昼休みの1時間は、会議室にこもって勉強しました。
家族にも、ワンコたちにも、「ごめん、試験まではあまり遊べないから!」と、宣言し、
勉強せざるを得ない状況を作ってしまいました。
実は、行政書士試験の前にTOEICの勉強を2年くらい続けていて、
無理だと思っていた目標スコアを超えた時の感動が忘れられないのと、継続出来た自信と、
更には、もっと何かに挑戦したい!という野心が、
「どうしても合格したい!」という気持ちにつながったのだと思います。
周りの反応は様々でした。
上司は最初は少し呆れ気味で、そのうち、
「結果は言わなくていいからね」と、不合格だった時の私を気遣うまでになりました。
女性の同僚たちはそれとは逆で、
「受かる気がする!頑張って!」と、前向きな言葉をかけてくれました。
実はどちらの言葉にも、ただただ励まされました。
私が受験することをずっと忘れず話題にしてくれることが、有難かったです。
受験を公言し、周りから言葉をかけられることで、
私は絶えず気を引き締めて勉強に取り組めたのだと思います。
飲み会でお酒を断りやすい、フレックスで帰りやすい、有休を取りやすい。
そんな良い点もありました。
但し、こんな意見もあったので、ご紹介しておきます。
合格祝賀会でお会いした年配男性が、経営者の立場からこんなことを言っていました。
「仕事と関係のない資格を取る時は、会社には言わない方がいい。
私は経営者として、会社の仕事と関係のない資格の勉強をしている人が嫌いだ。
印象が悪くなるから言わない方がいいと思う」
そしてもう1つ。
ランチ仲間から外してもらったことで、合格後もランチは1人になってしまいました。
女性のランチ仲間は、半年以上離れてしまうと別の人間関係が出来てしまうものです。
試験後は、戻ろうにも戻れない状況となってしまい、私は別の勉強を始めたのでした。(苦笑)