想いを言葉にすると実現する?
前の職場には、目標管理シートというものがありました。
年度ごとに業務上の目標を3つ以上書き、プランを立て、それを上期下期で上司が評価する。
最終的には給与やボーナスに影響するものです。
この目標管理シートには、もう1枚用紙があります。
それは、年度内に受けたい研修や、取りたい資格を書く用紙です。
実はこれは評価には関係なく、ただ提出するだけの用紙だったのですが、
この用紙が私を独立に導いたと言っても過言ではありません。
3年前にTOEICにはまり出した私は、
その時に壁だった700点を超えたくて、取得したい資格に「TOEIC750点」と書きました。
「書かなくてもいいのに、、、」と上司は言ったと思います。
でも、私は書くことで、自分にプレッシャーを与えたかったんです。
それにそんな用紙、もともと誰も見ないのです。
自分自身に対する約束として、私は思い切って書きました。
すると、その年に、ぴったり750点を取ることが出来たのです。
もちろん勉強はしました。
が、ぴったりの点数というところが、私には興味深く感じられました。
そして次の年、
私は調子に乗って「TOEIC820点」と書きました。
なぜ820だったのか、今でも良く分からないのですが、ふっと820が浮かんだのでしょう。
800を超えたいけど、850は無理だろう、、、そんな意味だったのかもしれません。
さすがに800点は難しいです。
私は英語学習を始めたのは、40歳目前でしたし、海外へ行ってみたのも40歳になってからです。
でも、目標を立てたからにはどうしても達成したくて、毎日勉強しました。
気づいたら、990点(TOEIC満点)の友だちが何人も出来たり、不思議な環境が出来ていました。
そして忘れもしないその年の7月、
何と目標として書いた820点を、ぴったり、取ったんです。
さすがに無理だろうという気持ちもあったので、これには本当に驚き、嬉しかったです。
思えばこれが、私の初めての成功体験だったのかもしれません。
スコアシートを見た日は、それまでの出来事や、TOEIC仲間の顔が浮かんで、ウルウルでした。
そしてその年の11月に、行政書士試験を受験しようと決めました。
これも翌年の目標管理シートの資格シートにしっかり書きました。
これも上司には「わざわざ書かなくていいのに」と言われたと思います。
でも私には、書いたら叶うような気がして、書いた時点で合格する気になっていました。
脳をだます、という話は聞いたことがありましたが、
昨日、こんな話を聞きました。
自分の脳が現実を作っている
自分の想いを書いたり、言葉に出したりして言語化することで、
脳に想いがインプットされ、
それによって脳が変わり、ついには行動が変わるそうです。
なるほど!やっぱりそうか!と、思いました。
私が3年間を目標を紙に書いて、人に話して、達成したのには、根拠があったんですね。
想いを言葉にすることで、夢が実現する。
私はこれからも、それを実証して行きたいと思います。